カリビアンコム動画をDVDに焼く方法

カリビアンコムの動画をDVDに焼く方法

僕は、カリビアンコムからダウンロードした動画は、そのままPCで見てますが、意外と「カリビアンコムの動画をテレビで見たい」という方が多いようです。

そこで「カリビアンコムの動画をDVDに焼く方法」をまとめてみました。

実際に、試し焼きもしてみましたが、問題なくDVDプレイヤーで再生出来ました。

 

というわけでこの記事では、フリーソフトのみを使用して、カリビアンコムからダウンロードした動画から、極力手間をかけずに、DVD-VIDEO(DVDプレイヤーで再生可能なDVD)を作成する方法を解説します。

この方法で、カリビアンコム動画→DVD-VIDEO形式データ作成→ライティングまでが一気に可能です。

画像を多用し、誰が見て解かりやすいようにしたため、少し長い解説になってしまいましたが、作業そのものは非常に簡単です。

※追記
この記事では、カリビアンコムの動画を「DVD Flick」を使用して、DVDに焼く方法を解説していますが、現在は「DVDStyler」を使ったほうが、より簡単なようです。
「DVDStyler」のインストール・使い方については、こちらのサイトに詳しく解説されています。

作業工程の概要

作業工程をざっくりまとめると、こんな感じになります。

準備編(初回時のみ必要)
  1. 必要なフリーソフトをダウンロード。
  2. フリーソフトのインストール。
  3. 中間ファイル生成用のバッチファイル作成。
動画→DVD作成編(DVD作成時毎に行う)
  1. 動画から中間ファイル(スクリプト)を自動生成。
  2. 中間ファイルから、DVDを作成。

 

準備編

使用する3つのフリーソフトの概要を簡単に説明します。

  1. DVD Flick - 動画データからDVDを作成する
  2. DVD Flick日本語化パッチ - DVD Flickのメニューを日本語化する※1
  3. AviSynth - DVD Flickで読むための中間ファイルの作成する ※2
※1 「DVD Flick」を英語メニューのまま使いたいという方は不要です。

※2 DVD Flickだけでも、動画からDVDを作成できますが、直接動画を読み込ませた場合、音ずれが生じたりすることがあります。

また最近のカリビアンコムの動画の場合、音声のフォーマットがDVD Flickでは未対応のため、直接読ませることが出来ません。

AviSynthを経由することで、その問題を回避します。

 

フリーソフトのダウンロード

下記からそれそれのフリーソフトをダウンロードします。

 

WS000133.jpg
DVD Flick日本語化パッチ

http://dvdflick.popup.jp/

※DVD Flick本体のバージョン、buildと同じものをダウンロードしてください。

 

WS000132.jpg
AviSynth

http://sourceforge.net/projects/avisynth2/files/AviSynth%202.5/AviSynth%202.5.8/

※「Avisynth_○○○.exe」というものをダウンロードしてください。

 

WS000136.jpg
こんな感じのファイルが取得できれば完了です。
(※バージョンは図と違っていてもOK)

 

フリーソフトのインストール

DVD Flick

「dvdflick_setup_○○○.exe」をダブルクリックします。

 

WS000114.jpg
「Next」をクリック。

 

WS000115.jpg
「I accept the agreement(規約に同意)」を選択して、「Next」をクリック。

 

WS000116.jpg
「Next」をクリック。

 

WS000117.jpg
「Next」をクリック。

 

WS000118.jpg
「Next」をクリック。

 

WS000119.jpg
「Install」をクリック。

 

WS000120.jpg
「Next」をクリック。

 

WS000121.jpg
「Finish」をクリックで完了です。

 

DVD Flick日本語化パッチ
WS000135.jpg
「DVD Flick日本語化パッチ」を解凍し、フォルダ内のパッチファイルをダブルクリック

 

WS000122.jpg
「アップデート」をクリックすると完了です。

 

AviSynth

「Avisynth_○○○.exe」をダブルクリックします。

 

WS000123.jpg
「Japanese」を選択して、「OK」をクリック。

 

WS000123-1.jpg
「同意する」をクリック。

 

WS000124.jpg
「次へ」をクリック。

 

WS000125.jpg
「インストール」をクリック。

 

WS000126.jpg
「次へ」をクリック。

 

WS000127.jpg
「完了」をクリックで終了です。

 

中間ファイル生成用のバッチファイル作成

中間ファイル(AviSynthスクリプトファイル)を簡単に作成するためのバッチファイルを作成します。

「メモ帳」を開いて、次の1文をコピー&ペーストします。

echo DirectShowSource(“%~1″,convertfps=true) > %~dpn1_dss.avs
WS000140.jpg

「makeavs.bat」という名前で保存します。(保存場所はどこでもOKです。)

 

動画→DVD作成編

動画から中間ファイル(スクリプト)を自動生成。

まず、動画ファイルから、「DVD Flick」に読み込ませるための中間ファイルを作成します。

WS000137-1.jpg

DVDに焼きたい動画ファイル①を、準備編で作った「makeavs.bat」のアイコン②にドラッグ&ドロップ。

すると、動画ファイルのあるフォルダに中間ファイル(○○○.avs)③が生成されます。

※動画が分割されている場合は、動画の本数分だけ繰り返し、すべての動画の中間ファイルを作ります。(複数の動画を一気にドラッグすることは出来ません)

 

中間ファイルから、DVDを作成

いよいよ最終工程、DVDの作成です。

icon01.jpg

DVD Flickを起動します。

 

WS000128.jpg
  1. 先ほど作った中間ファイルを①ウィンドウへドラッグ&ドロップ。
  2. 「プロジェクト設定」で詳細設定をします。(下記参照)
  3. 動画が複数ある場合は、順番を確認して、変更する必要がある場合は右側の「上下へ移動」ボタンで並び替えます。
  4. 最後に、DVDドライブにメディアをセットして、③「DVD作成」をクリック。

 

【プロジェクト設定】
WS000134.jpg[/col2]

  1. 「書込設定」で、「プロジェクトをディスクに書き込む」をチェック
  2. 必要に応じて、ドライブと書き込み速度を変更し、「適用」をクリックしてメインウィンドウに戻ります。

 

DVDが焼きあがれば完成です。

これで、カリビアンコムの動画をTVで見られるようになります。